お店で焼くプレーンワッフル!香ばしくてフワン
あんずジャムパン、しっかりした歯応えにぞっこん
まずはお知らせ。
あんころりんの本がソニー・マガジンズから!。
『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
紀伊国屋書店ほか全国書店で
ネットではAmazon・
……本でもまた東京のおやつを日々楽しんで頂けます。
この本を書いて再確認したのは。
「ジャムパンもパン屋さんの試金石」だということです。
さて「サンドウィッチ・パーラーまつむら」は大正10(1921)年創業
東京でも指折りの昔ながらの・・
パン屋さん、好きなお店です。
人形町は『東海』をはじめ好きなお店が目白押し。
大通りにも甘酒横丁にも和菓子屋さんが左右に立ち並ぶ。
人形町通りから脇に入る「まつむら」は水天宮駅から間近、
それもあって最初に立ち寄ることが多いパン屋さん。
とりわけワッフルとジャムパンがお気に入り。
スポンジケーキとは明らかに異なる“フワン”とした軽い歯応えにパン屋さんのワッフルらしさを感じます。
運が良ければラズベリージャムワッフルを、
夏場は(ジャム付きがないので)プレーンを買い求める。
運良く、というのは朝早くからにぎわう店では午後遅くにはほとんどの品が売切れるから。
前述「東海」の“ジャムワッフル”も好き。 けれどパン屋さんのワッフルはまた別物。
もう一つのお気に入りが、
単行本『東京 いとしの和菓子』収録のエッセイ
「日本のおやつパンと和菓子の甘い関係」でも紹介している“あんずジャムパン”。
パンがコッペパンのようにしっかりと歯応えがあっておいしい。
あんずジャムは店内で販売している瓶詰めでなく、ケーキ用ジャムを使用しているそうです。
あんずジャムはあんず色
「銀座木村屋総本店」明治2(1869)年創業)から始まった日本のジャムパンの歴史。
陸軍にあんずジャムを用いた兵糧用ビスケットを供給していたことに端を発しています。
当時1銭の丸いあんぱんと区別するため、木の葉型に焼いたジャムパンが2銭でどちらも飛ぶような売れ行き。
エッセイにも書いたように、
この“木の葉型”が世に広まり、あのビミョーな楕円形ジャムパンが一般化したいう説があります。
また、イチゴジャムは苺が一般に普及した昭和に入ってからの産物。
ジャムパンの原点はあんずジャムなのです。
イチゴでもあんずでも、そんな昔ながらのビミョーな楕円形ジャム入りパン、を作る店は今では少数派、とりわけ東京では人目を惹かず、人気がない。
この「まつむら」でさえ本の掲載許可を頂く際、
“うちではクリームパンが人気で、とくにジャムパンを、という人はあまり……”というリアクションだったようです。
ネットで検索すると関西方面ではいまだにジャムパンファンは少なくないのにね。
コールスローのサンド、右は食パンとタマゴパン!
「まつむら」ではおかずパンも買います。
どれも取り立てて目立つわけではないけれど
(フィリング、と言うよりは)
“具材”がそれぞれサクサクした歯触りを残し、
シンプルな調味で安らぎのおいしさ。
包丁やボウルを使っているかんじがそこはかとなく伝わってくる。
ところで、 我が家では「まつむら」を“ふたごのパン屋さん”と呼んでいます。
70代と思しきそれはそれは優しげなご主人兄弟は双子さん。
そしてその奥さまも双子の姉妹。
つまり双子同士のカップルで、いつもニコニコとお店でと立ち働いていらっしゃいます。
喫茶コーナーも好ましい。午後には人も少なくイイ雰囲気です。
人形町でひとりのんびりするには甘味屋よりもこちらを好んでいます。
なぜかいつも日曜日に行きたくなるけどお休み、それだけが残念です。
●サンドウィッチ・パーラーまつむら(情報ページ)
☆☆あらためてお知らせ☆☆
はじめて読まれた方のためにも、
“あんころりんの本”出版の詳細です。
表紙(帯別)です♪
2008年9月25日より全国書店にて好評発売中。
「ソニー・マガジンズ」刊、定価1680円(税込) A5判144P
各書店にて国内紀行、グルメ、菓子等のコーナーをお探し頂くか、
品切れの場合もあるので店でおたずね下さい。
大型書店は概ね在庫しています。
「Amazon
カラー写真も美麗
“いますぐ行きたい東京の和菓子屋さん”を満載。
和菓子の楽しさを再発見する
小さな旅に出かけませんか。
読者の皆さまを筆頭に
全国の和菓子好き、甘党さん、散歩好きな方には
ぜひ読んで頂きたいと思います。
下町の和菓子めぐりに出かけたくなったら、
ジャムパンや和菓子を食べたくなったら
この本でご一緒に東京のおやつめぐりをいたしましょう。
皆さま、何卒、ご購入の程よろしくお願いします。



行きたいんだよ〜〜ン、高校の時から切り抜きしてあるのに
まだ行った事ない。お店なくなっちゃうんじゃないかと
心配になりながらもまだ行った事ないです。
でもそれからウン十年w経っても、あの頃と同じみたいですね。
ワッフルも売ってるんですね。コッペパンのサンドとか
いっぱい食べたいです。早く行かないとっっ!!
絶対好みだと思います、サンドウィッチ・パーラーまつむらって名前からして(笑)。しかし高校のときって…その切り抜きが見た〜い。お店はばりばりに現役感溢れて、若い人(息子さんかな)も働いてるからなくなることはなさそう。しかしこういうお店っていつ改装しちゃうかわからないからね。ところで小伝馬町に支店があるって知ってた?
してたんですけど、最近お店のはバッサリ捨てました。
今やネットで調べられるしー。情報収集の方法も変っちゃいましたね。
しかし昔から行きたいお店は一緒ですw
>小伝馬町に支店
全然知らなかったです〜〜。下町、いいなー。
私が今行ってみたいのは、曳舟のキラキラ橘商店街です。
ラーメンとあんみつが一緒に食べられるというwペロケと
ベタだけどハト屋♪ 朝市にも行ってみたいー。
そーいや私は中学生の頃an・anのELLE記事を保存していたけど……まだあるかなあ。
橘商店街はけっこう新しい店も多いけれど曳舟あたりは歩くと楽しいですね。古民家系でもイイお店もありますよー。
ちなみにハト屋の休業日の画像なら↓
http://yuki-ssg.seesaa.net/article/31271971.html
このときも歩いたわ〜。
見落としてたわン。しかしねえさん、よく歩かれますな。
夏に初めて東向島に行った時、街の雰囲気が面白かったので
今度腰をすえてw行ってみたいなーなんて思ったのでした。
橋を渡れば浅草だしね♪
ごめんなさーい、お返事遅れてしまった。
>よく歩かれますな。
>橋を渡れば浅草だしね♪
そーなの歩くのよ、ワタクシは烈しく。
てなわけで明日(5日)のJ-WAVEで午前番組「ブームタウン」(知ってる?)で浅草散歩話を生で話すのだよ、おそろしか〜。