昔ながらのビミョー木の葉型“いちごジャムパン”
まずはあんころりんの本のお知らせ。
『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
(ソニー・マガジンズ刊)は
紀伊国屋書店ほか全国書店で
ネットではAmazon・
……本でもまた東京のおやつを日々楽しんで頂けます。
さて。本なんて出しちゃったのに。
「ジャムパンもパン屋さんの試金石」だなんて、
マイナー嗜好には拍車がかかるばかり。
こうやって「ジャムパン(とコッペパン)」愛好を地味にプロパガンダを・・・
・・・している不肖ワタクシ。
かつて、バイトで通った西荻窪北口ですが、ノーマークのお店も数知れず。
「バロン藤乃木」はバス通り(伏見通り)中程に位置する
際だった印象もない普通のパン屋さんです。
表にどん、とソフトクリームライトが置かれた昭和27年創業というパン屋さん。
西荻窪にやってくる本物志向のパン好き強者には、
おそらくスルーされているのではないか。
ある日、余所のパン屋(←ここはシベリア&コッペパン目あて)へ行く道すがら、
ガラス張りの『バロン藤之木』を覗けば、棚に並ぶのは我がいとしのジャムパン。
すわ店内へ。
「女峰イチゴ」、とあえてことわりがある値段プレートに、もしや?の予感。
ご主人と思しき方に訊ねれば「自家製です、あまりたくさん作れないけれど…」
おお、なんてこと!
探しに探した自家製いちごジャムパンがここに。
「東京 いとしの和菓子」に所収のパンエッセイを書く際に
30件以上のパン屋で訊ねても
(あのVIRONの)ル・スティル経営「みんなのぱんや」以外では
昔ながらの形で自家製いちごジャム入りジャムパンは見つからず終い。
「みんなの…」にしても製パン工程でジャムを包あんしたのか、
焼いた後に詰めたのかは定かでないこともあり、
著書エッセイ中では深く言及するには至りませんでした。
(こちらは含蓄ある「みんなのぱんや」に関してのkozueさんの記事。)
女峰いちごの自家製ジャムがたっぷり
さて、『バロン藤の木』のジャムパン。
すこし細長い木の葉型で、その先端には包あんに苦労の跡が見られます。
やはりジャムパンは包む作業が難しいのだろう。
保存性を高める昔ながらの甘さに包みやすくしっかり煮詰めたジャムと、
フワフワと柔らかなパンはほの甘く、あたりさわりのない口あたり。
訊かなければ「自家製ジャム」とは思わなかったことでしょう。
とはいえ。
面倒なジャムづくりを怠らずに、
昔ながらのありふれたジャムパンを焼くというのはただならぬこと。
この先端も包あんか後詰めか判断尽きかねますが
ジャムパン一個の客に多くの説明はなかっただけに、
こちらの想像はふくらむのです、ムクムクと。
またの機会にはメロンぱんとあんぱんも買おうっと。
ところで。
シベリアとくまサブレを買ったのは『しみずや』という昔ながらのパン屋さん。
●『バロン藤乃木』(なび東京マップ)
東京都杉並区西荻北3丁目16-3
ジャムパン(126円・当方測定重量92g)
●『しみずや』(食べログマップ)
シベリア(150円・当方測定体重99g)
くまサブレ(120円)



おっと、TBありがとうございました。
どうも、こんな記事ですみません。
バロンは再度トライしたいけど。とにかく存在しているだけでなんだか満足。しみずやは3回目なのですが、まだ好きなモノに出会ってません。その手前のアンセムだっけ?でカレーパンを買いました、って何を一々報告してるのやら。西荻は和菓子密集地区なのでなかなかパンにまで手が回りません。