↑活きダコのプルコギ風鉄板焼きそうめん添え、これがこの後・・・
中:活きだこの塩と野菜の鍋、あっさりだけど蛸の旨味が深い
下:自動的についてくるサイドディッシュのこれが“一部”しかもお代わりし放題
韓国へはこれまでにも数回、訪問している。
首都ソウルでなく最南端の島、済州島へ訪れることが多く
今回は遊ぶ暇のない渡航だったが、
それでも最高に素晴らしい食の宝庫のこの島で、
ふんだんな野菜料理とシーフードに・・・
おまけにデザート類を十二分に楽しんで・・・
2日目の晩は新済州市のタコ(ナッチ)料理専門店で、
塩味の活きダコ鍋と鉄板炒め、数え切れない野菜の副菜をお腹一杯頂いた。
韓国料理=焼き肉=カルビってのは
日本料理=寿司=生魚ってのに近い狭量なステロタイプだってことは
うすうす皆さん感じていると思いますが。
野菜料理が常にふんだんに自動的に供される、
というのは案外知られていないようだ。
欧米のベジタリアンなどは韓国料理をチョイスすることも少なくないらしいが、まったく頷けます。
↑サイドディッシュは酢の物、漬け物、水キムチ、ムッというドングリのこんにゃく寒天風、野菜入り卵焼き、生野菜 唐辛子、ナスの煮物などなど、
他にもキムチや野菜の和え物など 右は前日の副菜の一部、ひじきや豆腐、牛肉なども
これは特別な食事でなく毎日の500円くらいのランチ定食でも
当たり前に数種類(少なくとも5種以上)、新鮮で各店の手作りオリジナルがお代わり自由!
これがパラダイスでなく、何としよう。
この時も全部で11種類以上の新鮮な野菜&卵系サイドディッシュが好きなだけ付いてきた。
あまりに気前がよいので心配になるけどどこも同じ様にサーブしている。
しかもうれしいことにごはんは粟入り♪。
自制心がないと永遠に食べ続けてしまいます。
↑動いてます、吸盤ひっつきます、でも柔らかくて味が濃い
この日のチョイスは地元の高ユンハさん(姉)&高チョンハさん(妹)夫婦におまかせ、
ただ辛いのが好き、とだけ希望を伝えたけど(日本からの客は辛いの苦手な人が多い)
アペタイザーは(って副菜が最初に山ほど並ぶけど)
捕れたて新鮮な(まだ元気に?動く)“活きだこのさしみ”
これは塩とごま油でさっと和えており好みのつけだれでいただく。
ひとつだけ惜しいのは済州島はわさびがイマイチ
日本からもっていくか、塩味かコチュジャン系のたれをつかうのがベター。
↑タコはハングルで“ナッチ”、ナッチ危うし〜
メインその1は葱や海老、豆腐などたっぷり入れた塩味のシンプルな
“生きた蛸のスープ鍋”。
これは“ホントーに生きた蛸”を目の前でお店の方が景気よく
じゃんじゃんハサミで調理してくれる。
魚と異なり血しぶき飛ばないし生臭くないから
解体ショーが苦手な方もokではなかろうか。
↑残ったソース?に黒米ごはんとキムチをどさっと
もう一つ辛い系メインはトップ画像の
“タコと野菜などのコチュジャン風味鉄板炒め煮”、
これは調理されたものがそうめんと共に登場する。
十分食べたなーと思ったころに
お願いすると目の前で黒米のごはんを入れて
キムチと共にポックンパ(焼きめし)をがっつりと調理してくれる。
よくよく混ぜて岩海苔をどっさりいれて最後に平らにして鉄板上にのばし
お好み焼きのように焦げ目を付けながらはがして食べる。
石焼ビビンバにも似た味わいで“焼き焼きおこげチャーハン”をいったかんじ。
↑鉄板でビビン(混ぜる)して岩のりもどさっと、右は完成。平たくしておこげが増えた
これがことさら特別な店でもないのでチョンハさんの6ヶ月の乳児を連れて
T-シャツ短パンで皆でわいわいと食事しました。
もう食べきれないというほどお腹一杯で、
一人1000円位だと思う。
しかしこのちびな訪問者の食べっぷりに『何でも良くたべますねえ〜〜」と
あきれられてしまいました。
いえチェジュのごはんが特別なのですよ。
日本では蕎麦くらいしか食べません?から。
★済州島のデザート&スイーツの記事は
『つまみ食い♪韓国スウィートレポート
全部見せます、モッチモチまんじゅう&超豪快かき氷♪むっちりパン…』でご覧下さい。
VERY SPECIAL THANKS to
MS.KO YUNGーHA & MS.KO JONGーHA
追記:ありがとうございます〜
済州訪問は5or6回目くらい、
7月の始め2泊3日の滞在中は自由時間ゼロの覚悟での渡航でしたが、
済州市在住の女性協力者 高ユンハさんの高度な理解力と活躍のおかげで
迅速に事が運び、その上、心のこもった食事ナビもして頂き
毎度安くておいしくて気前の良いローカルフードを地元の方達の中で堪能出来ました。
Ms.高 YUNG-河&ご家族には心から深ーく感謝しています。
チャルカムサハンミダ♪
★済州島(チェジュドウ:JEJU−DO)のこと
ソウルから南下すること500`ほどの温暖な済州島は
大韓民国の特別自治道、成田からは空路2時間程度、
もちろんビザなしで渡航できます。
その昔は耽羅国として独立国家を築き
少し、日本に於ける沖縄=琉球王国に似たポジションかもしれません。
ただ琉球語にあたる独自の言語はありませんが。
TVドラマでご存知かも?かつては思想犯の流刑地でした。
人口55万人ほどの島は三無の島と言われ
いにしえから泥棒、乞食、大きな門がないといわれるほど
相扶相助精神が高く、穏やかでにこやかな人々の気質は親しみ深く、
島全体がのどかで(個人的に)ソウルとは異なる印象です。
特筆すべき食文化は海産物と農産物のどちらもが豊かな島で
(土壌は悪いそうだが野菜、柑橘類は新鮮で雑穀類が豊富)
食堂などの日常的な外食産業のクオリティの高さとコストパフォーマンスの良さは
個人的には“世界一”と言い回って憚りません。それくらい美味いし、好きだ〜。
と言っても、世界をほとんど見てないけどさ、
ともあれ済州島は高好印象なのです、行くたびに。
かくいうわたしも、おともだちにおいしい韓国料理のお店を教えてもらって、韓国料理=お野菜たっぷりと思えるようになったのですけど。
本場で食べたらなおさらおいしいでしょうね〜。あんころりんさんは「おいしいものならよく食べる」代表ってイメージあります(笑)。どんな代表だか。
こちらにもありがとうございます♪
そうなんですよね、済州島は魚も豊富でむしろお魚と野菜料理をたくさん食べます。っていうか朝昼晩家庭でも食堂でも山ほど野菜が副菜で出るんですよね。済州島は半端なく新鮮野菜がどっさり、あといろいろ葉っぱが供されて(豆の葉とかえごまとかが、どさどさっと)それにあれこれ乗っけるのも良いんですよ。
そうか、自分でも何者かよくわからなかったけど、代表できるポジションがわかって嬉しい(笑)確かに同意するなあ。